つくり手インタビュー
GANBAAREの工房では、つくり手の皆さんが時折談笑を交わしながらも、真剣な表情で黙々と仕事に取り組んでいました。シャイな方が多く中々取材に応じてもらえませんでしたが、つくり手のひとり、小松喜代子さんが少しだけ質問に答えてくれました。
一人でも多くの方に使っていただきたい
——震災前はどんな仕事をされていたんですか?
震災前は、水産加工の仕事をしていました。
——なぜGANBAAREで働こうと思ったのですか?
以前、縫製の経験がありそれを活かしたかったからです。
——製品をつくる上で、どんなことを心がけていますか?
出来上がりが綺麗に仕上がるように、丁寧に仕事しています。使う方の身になってつくるよう、心がけております。
——この仕事をしていて楽しかったこと、嬉しかったことがあれば教えて下さい。
お客様から、「すごく気に入った」とか「使いやすい」とかの喜びの声を聞くと、嬉しいです。
——今後の展望はありますか?
一人でも多くのお客様に持っていただける様にデザインを考えて良い作品を作りたいと思います。
製作工程
窓が大きく、明るい雰囲気の工房。布を裁断する人、アイロンをかける人、縫う人に
分かれ、流れ作業でさまざまな製品をつくっていきます。
寸法を測って印をつけ、ハサミでカットします。さすが職人、素早くまっすぐ。
縫いやすいように、アイロンで折り目をつけます。
家庭用アイロンとは段違いの蒸気量。一瞬で折り目がつきました。
ミシンで布を縫い合わせていきます。
業務用なので厚手の生地でもサクサク縫えて、目飛びも起こりません。
完成品が次々と積み上がっていきます。レパートリーがたくさんあるから、
つくるほうも飽きないのだそう。皆さん、楽しく働いている様子でした。
2013.7.23