仙台から青森へと続く国道45号線をシンボルとして、「復興への“路”をみんなで笑いあって歩けるように」という願いを込めたビーズ細工のわらじ型ストラップ。岩手県大船渡市・陸前高田市の仮設住宅で暮らす女性たちが一つひとつ手づくりでつくっています。また、全国のサポーターにも製作をご協力いただき、売上の一部を東北へ送ってもらっています。
このプロジェクトは、震災直後、都内近郊在住の被災地出身者が中心となり始めたもの。身内を亡くした方、実家を津波で失った方が、故郷の復興を願い「東京近郊在住者だからこそできる支援をしよう」と活動に取り組んでいます。「故郷を愛しているからこそ…当たり前の思いこそが…言ってみればそれが“きっかけ”なのでしょうか」と松原代表。イベントでの物販を中心に、都内近郊近県の飲食店、美容院にて販売しています。
現地のつくり手さんから、「細かくて大変だけれども、だからこそ夢中になって時間も忘れてつくっています。それがいい気分転換になっています。仮設で行き場のない時間や思いをこうして手を動かすことで忘れられます」と 言って頂いております。被災地の現状はまだまだ。仮設暮らしの終りも先が見えません。そんな方々の少しでも力になれれば・・・そんな気持ちでこれからも続けていければと思っております。
───── 森志津枝(事務局)