南三陸町の志津川は、「西の明石、東の志津川」といわれる程のタコの名産地。『オクトパス君』はこのタコをモチーフとした可愛らしいキャラクターです。「置くと(試験)にパスする」合格祈願グッズとして2009年に南三陸町観光協会が製作・販売し、受験生を中心に人気を集めていました。
3.11の津波によって工場が流されてしまいましたが、2ヶ月後には地元の有志が集まり『南三陸復興ダコの会』を発足。オクトパス君は復興への願いを込めた『ゆめ多幸鎮』(文鎮)として生まれ変わりました。現在は震災により仕事を失った方々を中心に製作中。一つひとつ手作業で塗りから梱包発送までしています。大きさは5センチ四方と小ぶりながら、鉄製で重さ600グラム。見た目の可愛らしさに反して、手にするとずっしりと重量感を感じます。
私たちは、廃校を利用したYes工房で「オクトパス君」を制作しています。この事業活動を通じて、明るく元気な南三陸町を再生するため、力の限り奮闘していきます。
応援をよろしくお願いします。
───── 高橋修(会長)