東日本大震災の発生から4年が経過しました。
ジラール・ペルゴでは、これからも「東北マニュファクチュール・ストーリー」を通じて、被災地の復興の今を伝えていきます。

2015.3.12UP

私たちが「GP東北マニュフアクチュール・エイド」と題したプロジェクトを立ち上げ、その活動の一環として「東北マニュファクチュール・ストーリー」(以下、TMS)の運営をサポートすることになったのは、震災から2年目を迎えようとしていた頃でした。「被災地のために、ジラール・ペルゴらしいサポートの仕方はないだろうか」と考えていたとき、石巻で活動するOCICAの友廣裕一氏から、「被災地の各地で、ものづくりを通じて復興を目指す動きが始まっている」という話しを伺ったことがきっかけでした。心をこめてものづくりを続ける被災地の人々の姿が、同じように時計というものづくりを続けてきたブランドとして、仲間のように思えたのです。

復興を目指してかんばる仲間たちにエールを贈りたい、仲間たちの存在を伝えたい……そんな思いとともに、TMSの運営をサポートしてから3年が経過しました。TMSがこれまでに取材した現場は37、紹介した物語は39にのぼります。その中にはプロジェクトが株式会社へと発展した大槌復興刺し子や、被災地の雇用のためにと売り上げをもとにカフェを作った瓦RE:KEYHOLDERのように、着実な歩みを続けている現場があります。一方で被災地のコミュニケーションの拠点としての役割を全うし、活動を終えた現場もあります。そのすべての物語が東北の未来に繋がっている……TMSを通じて、そのことを実感し、伝えてこられたことを誇りに思います。

一昨年の9月には、TMSをきっかけに知り合ったWATALISの協力を得て、宮城県亘理町で「マニュファクチュールって何?」と題したイベントを開催しました。これは、地元の子供たちにスイスの時計づくりを体験してもらおうと企画したもので、スイスから来た時計職人の手ほどきを受け、目を輝かせて「時計職人になる!」と宣言した少年の様子は今も私たちの記憶に鮮やかです。その感動が忘れられず、この企画は今年、第2弾を実施する予定です。

東日本大震災の発生から4年。被災地では住宅地のインフラ整備が進まず、今も多くの人々が仮設住宅での窮屈な生活を余儀なくされていると聞きます。しかし、そんな中でもTMSが伝えてきたような、明るく、前向きに、未来を創ろうとする人々がいます。ジラール・ペルゴではTMSを通じてこれからもそうした人々を応援し続けていきます。