「東北に根ざした、もう一つのものづくりを訪ねて」と題して、東北の暮らしから生まれた商品を紹介していきます。

2014.3.31UP

東北マニュファクチュール・ストーリーを運営する一般社団法人つむぎやが、
東北の“思いを伝える贈り物 ”を集めたECサイト「TOHOK」を立ちあげました。

TOHOKで取り扱うのは、
東北マニュファクチュール・ストーリーで紹介してきたような
大震災の後の日々とともに生まれたものをはじめ、
東北の暮らしのなかで長く受け継がれてきたものや、
古き良き技術と若い視点が融合して新たに生まれたものです。

TOHOKの公開にあわせて、これらの商品を
「東北に根ざした、もう一つのものづくりを訪ねて」
と題して、ショートバージョンの抜粋記事で紹介していきます。

興味を持たれた方はぜひTOHOKを訪ねてみてください。

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東北に根ざした、もう一つのものづくりを訪ねて⑦

 

 隅まで届く掃除道具 手づくり手ぼうき

岩手県久慈市の山形町で訪ねた宿「明治の館」。明治40年ごろ建てられたという大きな古民家の部屋の壁には、さまざま大きさのほうきが吊るされていました。しっかりとした穂と、美しく編まれた柄。この宿の主人である出町さんに聞いてみると、「町の人で集まって、ほうき草のたねを撒いてみんなで育ててつくったほうきだよ」という返事が返ってきました。

6月に種を撒いて、夏と秋には余計な草を取ったりと畑に手をかけ、秋の終わりに収穫した草をトタンの上にのせて乾かす。そして、冬になったら、同じ太さの穂を丁寧に選んでひとつずつ編む。そうやって1年をかけてみんなでほうきをつくるのだそう。

使い方は色々。出町さんは、自らがつくった大小さまざまなほうきを使い分けているのだと言います。

「大きいのは広いところの掃除、小さいのは部屋の隅やパソコンの掃除。洋服のほこりを払ったりするのにもいい。それから車にもひとつ乗せておくと、シートの掃除に便利。あとは、人にあげるとすごく喜ばれるんだよね。つくる人によって少しずつできあがりの表情が違うけど、うちの仲間はみんな、仲間のなかでも年長のカシさんに教えてもらったね」

そんな話を聞いて、出町さんにくっついてカシおばあちゃんに会いに行きました。カシおばあちゃん家の玄関に入ると、そこにも、小さくかわいい手ぼうきが吊るされています。

 
※商品紹介の続き 及び 購入については
「TOHOK」ページ